ミサト「ええ」
シンジ「いつあるんですか?」
ミサト「レイの食事会の次の日だから安心していいわよ」
シンジ「じゃあ僕が乗りますよ」
ミサト「ありがとう助かるわ」
トウジ「おばちゃん!これ3つや」
シンジ「珍しいなぁ。トウジの奢りなんてさ」
トウジ「ワイも、真面目なシンジが買い食いつきおうてくれるとは思わんかったわ」
ケンスケ「妹さんの調子、良くなったって素直に言えばいいのに」
トウジ「うるさいわい!余計なこと言わんでもええんじゃ!アホっ」
ケンスケ「なぁ碇。3号機、日本に来るんだって?」
シンジ「そうらしいね」
ケンスケ「いきなり起動実験込みで、米国から押し付けられたって噂だ。なぁー誰が乗るのかなぁ?」
シンジ「実は僕が乗るんだ。テストだけなんだけどね」
ケンスケ「へぇー、いいなぁ!正規パイロットは俺にしてくんないかなぁ」
シンジ「僕に言われても……ミサトさんに頼んでみたらいいんじゃ……」
トウジ「ちっ!ハズレかいな」
〜IPEA〜
シンジ「なんで初号機が封印されるんだろう」
リツコ「バチカン条約。知ってるでしょ。3号機との引き換え条件なの」
シンジ「それなら仕方がないですね」
〜3号機起動実験当日〜
「エヴァ3号機、有人起動試験総括責任者到着。現在、主管制室に移動中」
「地上仮設ケージ、拘束システムのチェックの内容、問題なし」
「アンビリカルケーブル、接続作業開始」
「コネクターの接続を確認」
「主電源切替え終了。内部電圧は、規定値をクリア」
「エントリープラグ、挿入位置で固定完了」
「リフト1350までをチェック、問題なし」
ミサト「了解、カウントダウンを再開」
「カウントダウンを再開、地上作業員は総員退避」
「テストパイロットの医学検査終了。現在、移動隔離室にて待機中」
ミサト「あとはリツコに引き継いで問題なさそうね」
シンジ(綾波の食事会楽しかったな。父さんともわかりあえた気がする。アスカも来てくれて嬉しかった。ありがとう綾波)
シンジ(…水着みたいなプラグスーツだ…)
リツコ「エントリースタート」
「L.C.L.電荷」
「圧力、正常」
「第一次接続開始」
「プラグセンサー、問題なし」
「検査数値は誤差範囲内」
リツコ「了解。作業をフェーズ2へ移行。第2次接続開始」
シンジ(!?)
「プラグ深度、100をオーバー。精神汚染濃度も危険域に突入!」
ミサト「なぜ急に!?」
「パイロット、安全深度を超えます!」
リツコ「引き止めて!このままでは搭乗員がヒトでなくなってしまう!」
ミサト「実験中止!回路切断!」
「ダメです!体内に高エネルギー反応」
リツコ「まさか……」
ミサト「使徒!」
3号機「ウオオオオオオオン!」
アスカ「え……松代で爆発事故……?」
冬月「被害状況は?」
青葉「不明です。仮設ケージが爆心地の模様。地上管理施設の倒壊を確認」
冬月「救助および第3部隊を直ちに派遣。戦自が介入する前に全て処理しろ」
「了解」
日向「事故現場南西に未確認移動物体を発見。パターンオレンジ。使徒とは確認できません」
ゲンドウ「第一種戦闘配置だ」
冬月「碇……」
ゲンドウ「総員、第一種戦闘配置だ。修復中の零号機は待機。2号機はダミープラグに換装後、直ちに出撃させろ」
アスカ「今度こそ1人でやってみせるわ」
青葉「東御付近で映像を捉えました。主モニターに回します」
3号機「ズシンズシン」
冬月「やはりこれか……」
ゲンドウ「活動停止信号を発信。エントリープラグを強制射出」
マヤ「ダメです。停止信号およびプラグ排出コード、認識しません」
青葉「エントリープラグ周辺にコアらしき侵食部位を確認」
日向「分析パターン出ました!……青です」
ゲンドウ「エヴァンゲリオン3号機は、現時刻を持って破棄。監視対象物を第9使徒と識別する」
「目標、接近」
アスカ「えっ?まさか……使徒?これが使徒?」
ゲンドウ「そうだ。目標だ」
アスカ「目標って、これは……エヴァじゃないの。……そんな」
ゲンドウ「目標は接近中だ。おまえが倒せ」
アスカ「でも、目標って言ったって……バカシンジが乗ってるんじゃないの……バカシンジが……」
3号機「ウオオオオオオオオン」
アスカ「うっ……!あっ、エントリープラグ……やっぱり乗ってるじゃないの」
「装甲部頚椎付近に侵食部位発生」
マヤ「第6200層までの汚染を確認」
冬月「やはり侵食タイプか、厄介だな」
「2号機、ATフィールド不安定!」
マヤ「生命維持に支障発生、これ以上はパイロットが危険です!」
冬月「いかん、神経接続を28%にカットだ!」
ゲンドウ「待て」
冬月「しかし碇、このままではパイロットが死ぬぞ」
ゲンドウ「アスカ。なぜ戦わない?」
アスカ「だっ……て……バカシンジが乗ってるんですよ……司令……」
ゲンドウ「構わん。そいつは使徒だ。我々の敵だ」
アスカ「しかし……できません……人殺しなんてできません!」
ゲンドウ「お前が死ぬぞ!」
アスカ「いいですよ!バカシンジを殺すよりはいいですよ!」
ゲンドウ「構わん。パイロットと2号機のシンクロを全面カットだ」
冬月「碇……!」
マヤ「カットですか!?」
ゲンドウ「そうだ。制御をダミーシステムに切り替えろ」
マヤ「しかし、ダミーシステムにはまだ問題も多く……赤木博士の、指示もなく……」
ゲンドウ「今のパイロットよりは役に立つ。やれ!」
マヤ「……はい」
アスカ「はぁっ、はぁっ……はっ」
アスカ「何よこれ……ダミーシステム…完成していたのね…」
「主管制システム、切り替え終了」
「全神経回路、ダミーシステムへの直結完了」
「ダミーシステムでの活動時間は最大208秒です」
ゲンドウ「構わん、システム解放、攻撃開始」
マヤ「これが、ダミーシステムの力なの……」
「ダミーシステム、正常」
「制御リミッターが解除されていきます」
2号機「ウオオオオオオオオン」
アスカ「くっ、止まれっ!!止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ……」
アスカ「……何の音!?」
アスカ「やめてっ……!」
アスカ「やめてえぇぇぇぇぇーーーーーっっっ!!」
ミサト「生きてる……」
ミサト「加持……」
加持「よかったな、葛城」
ミサト「……リツコは?」
加持「心配ない。君よりは軽症だ」
ミサト「そう……」
ミサト「……シンジくんは?エヴァ3号機は!?」
加持「使徒、として処理されたそうだ。2号機に」
ミサト「えっ!?」
1 件のコメント:
続編まだですか?
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